
動画クリエイターとして稼ぎたいけどAfterEffects覚えるのはめちゃくちゃ大変そうだし何からやればいいかもわからない。。参考になるような独学方法ないかな。。



そんな初学者さんのお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 運営者のAfterEffects独学方法
- 独学のコツ
- 独学時のマインド
この記事の執筆者


動画クリエイターを目指しAfterEffectsを学びたいという方も多いと思います。でも同時に「AfterEffectsの学習はハードルが高そう。。」と半ば諦める方も多いのではないでしょうか。
とはいえ動画クリエイターの道を進むのであればAfterEffectsのスキルは必須になります。なぜならほとんどの企業はAfterEffectsのスキルを基準に案件の依頼先を探しているからです。



確かにAfterEffectsを学ぶことは簡単ではありません。ですが独学でも企業案件をこなすレベルになることは充分可能です。
ここではAfterEffectsを独学で学び2ヶ月で企業案件を制作した、私の独学方法を徹底的にお伝えします。
では本文をご覧ください。
AfterEffectsを独学で学ぶ方法


初めにお伝えしますと、ここでいう「独学」は「脱初心者」までのレベルを指します。これをやればAfterEffectsクリエイターの上位レベルになれるということではなく、お伝えするのはあくまで「AfterEffects知識0の初心者から脱初心者になり、それなりに企業案件を制作できるレベル」までの道のりです。
その上で結論から言うと
これからAfterEffectsを学び始める人はチュートリアルを100本やりましょう
ただしこれはあくまでも私個人の意見です。自分に合った道はそれぞれあります。とはいえ自分の合った道なんてやる前からわかるわけないのでそんな方向けに一つの例として執筆してますのでご参考ください。



私の経験から言うと「Youtubeのチュートリアル」を100本やれば投資0円でそれなりに企業案件を制作できるレベルになります。
※ここでいうスキルにデザインスキルは含まれていません。あくまでAEの操作スキルや機能知識の範囲です。
100本というと一見かなりの数のように思えますが1日1本×3ヶ月でほぼ100本の計算です。Youtubeのチュートリアルは大体20~30分の尺なので見ながらやると1時間半ほど。つまり毎日1時間半のAfterEffects学習を3ヶ月続ければいい計算なので実はそこまで苦ではないです。
チュートリアル100本!それ以外一切遮断でOK。
AfterEffectsを独学で学ぶのにチュートリアル100本を選ぶ理由


実はこの「AfterEffects覚えるにはチュートリアル100本」はその界隈で度々行われる論争です。そして私の主張する「チュートリアル100本やろう」は少数派です。
おそらく「AfterEffects覚えるためにチュートリアル100本なんて必要ない」の多数派のご意見としては
- 100本やったって全ての内容を覚えられるわけがないので時間の無駄
- モーションやエフェクトの有料テンプレや便利で汎用性のある有料素材を買って楽しんだ方がいい
- チュートリアルの一部分を繰り返しても企画や構成が必要な企業案件には無意味
こんなところだと思います。確かにごもっともですね。
ただこれらは「長年やってたらいつの間にかある程度できてた人」「副業で趣味程度にちょこちょこAE触る人」の目線です。
私がこの記事でお伝えするのは「AfterEffectsを全く触ったこともない初心者が短期間で企業案件を制作するレベルまで独学でガチる方法は何か」ということです。これは当時の私が一番知りたかった情報です。
そしてもう一つ、「モーションやエフェクトの有料テンプレや便利で汎用性のある有料素材」これを持っていれば確かにある程度クオリティの高い動画を短い期間で作れるようになると思います。
ですがそれだけを覚えてAfterEffectsが使えるような気になったところで、お客様の細かいご要望やイメージに柔軟に対応することはできませんし、「モーションやエフェクトの有料テンプレや便利で汎用性のある有料素材」を最大限に生かすこともできません。
お客様のご要望やイメージを叶えるため、モーションやエフェクトの有料テンプレや便利で汎用性のある有料素材を最大限に生かすためには「0から作り出す力」と「細部まで原理を知ること」が非常に重要だと考えます。



そこで私がAfterEffectsの独学を成功させるために戦略立てたロジカルを理由とともにお伝えしていきます。
AfterEffectsを独学で挫折してしまう一番の原因は「基礎から順を追った段階的な学習がやりにくい」ことにあります。なぜ「基礎から順を追った段階的な学習がやりにくい」のかというとそもそもの操作が複雑すぎるので基礎らしい基礎がない上、やれることが多すぎるからです。やれることが多いということは何から覚えればいいかわからない、つまり「入り口が分からない状態」からスタートすることになります。
- 「何をしたら良いかわからない」
- 「何から学べばいいかわからない」
- 「どんな順番で学べばいいかわからない」
このように初っ端から暗闇状態です。そんな暗闇状態の初心者から脱初心者になる過程で必要なことが
- 「基礎から学ばないと上達できない」というマインドを捨てる
- 小さな成功体験を積み重ねる
この2つです。そしてこの2つを満たす方法がチュートリアル100本という目標を掲げることです。
①「基礎から学ばないと上達できない」というマインドを捨てる
あらゆる学習には基礎からの段階的な学習プログラムが用意されています。
例えば英語なら『アルファベットを1つづつ覚える▶︎覚えたアルファベットを使って簡単な単語を学習する▶︎簡単な単語を学習した後に簡単な文法を学ぶ』このように学習の順番がすでに用意されています。
そして基礎から段階的に学ぶことが当たり前な環境にいる私たちにとって「右も左もわからない初学時に一歩づつ段階的に学べないこと」は非常に不安でストレスになります。



ですが前述の通りAfterEffectsに関してはその複雑な操作と機能の多さゆえ基礎らしい基礎がありません。そのためまずは「自分のやってることが本当にあってるのか不安」というマインドを取っ払うことが必要になります。
そのためにも「AfterEffectsをマスターする」という漠然とした目標を「AfterEffectsのチュートリアルを100本やる」という明確な目標に置き換えることが大変重要になってきます。
②小さな成功体験を積み重ねる
何かを学ぶ際に「小さな成功体験を積み重ねること」は吸収速度やモチベーション維持の点から見ても非常に重要です。
心理学の世界には「自己効力感」という言葉があり「成果に結びつくと期待できる一連の行動をとれるかどうかの感覚」のことを指します。つまり自分の行動に背中を押してくれる感覚が「自己効力感」です。
そしてこの自己効力感を発生させるものが「小さな成功体験の積み重ね」になります。





このように漠然とした目標を掲げていると段階的な学習をやりにくいAfterEffectsでは路頭に迷い挫折する可能性が高くなります。





英語や算数などの段階を追った学習では自然と自己効力感が身につきますがAfterEffectsにはそれがありません。そのため戦略的に自ら自己効力感を作り出す必要があります。それに一番効果的なのが私の経験上「チュートリアル100本ノック」です。
チュートリアルは何が何だか全くわからなくても動画に従って操作すれば一つの作品が出来上がるので、とにかくどんどん映像を作ることで「小さな成功体験を積む」「操作を体に染み込ませる」「チュートリアルを通して様々な知識を無作為に入れていく」というのが独学でのAfterEffects上達の秘訣です。
チュートリアルを100本やる前の準備


①Twitterを利用する
人が行動する心理には内発的動機と外発的動機があります。内発的動機は好奇心・関心・やりがい・達成感などが当てはまり、前述の自己効力感はそれらを刺激するものになります。一方外発的動機は義務や称賛などによってもたらされる動機付けです。この外発的動機をコスト0で作り出すためにTwitterを利用します。
Twitterで何を行うかというと「自分がやったチュートリアルを動画でTwitterに毎日アップし続ける」これだけです。
称賛による外発的動機
これにより1つは称賛による外発的動機が手に入ります。具体的にはフォロー・RT・コメント・いいね、これらの反応で自分に対する他者からの称賛を受けとることができます。マラソンを走っているときに声援を聞くと力が湧いてくるように、AfterEffectsの学習という長いマラソンを走るにはほんの少しの声援でも自分の力になります。
義務による外発的動機
もう1つは義務による外発的動機が手に入ります。だんだんフォロワー数も増えてくると自分を見てくれる人も多くなるので「毎日更新をやめた=挫折したと思われたくない」と感じてきます。また「毎日更新楽しみにしてます」などの声をいただくことが多くなると「ちょっとやそっとではやめれない」という状況を作り出せます。



誰かに見られている、応援してもらっているというのは行動する動機としてかなり大きいです。私は基本、超なまけたい人間なのでこのように戦略的に外発的動機を確保しました。
②まずUdemyの教材で最低限の基本操作を学習をする
Youtubeのチュートリアルやるんじゃないの?と思った方もいるかもしれませんがYoutubeのチュートリアルをやる前におすすめしたい教材が1つだけあります。
チュートリアル100本ノック前におすすめの教材


チュートリアル100本という話でここまで来ていたので矛盾を感じる方もいるかもしれませんが、この教材はあくまで「チュートリアルを100本やるための足がかり的教材」です。あくまでもチュートリアルでスキルを爆上げするという目的は変わりません。
おすすめする理由
- AfterEffectsで何ができるかを大まかに知ることができる
- Youtubeよりゆっくりで丁寧
- AfterEffectsのパネル説明から動画を作る手順など初期段階の知識を教えてくれる
- 初期段階の小さな成功体験を積むことができる
「AfterEffectsのスキルを上げる教材」ではなくあくまでも「AfterEffectsを知るための教材」です。とはいえボリュームは半端ないです。
こちらの教材は1つが10分ほどのセクションに細かく分かれているので初心者の集中力が切れない程度の時間でセクションを終えることができます。その小さな成功体験は右も左もわからない初学時には大変有効的です。





私も実際に修了した教材ですのでその効果は体験済みです。初学時にこの教材を学んだことでAfterEffectsへの抵抗感が減り、そのおかげでチュートリアルを100本できたと思っています。
割引時を狙うのがおすすめ


Udemyは頻繁に割引セール期間を設けます。数ヶ月、半年待たなくとも割引期間に巡り合えるのでそのタイミングで購入するのがおすすめです。



実際この記事を書くためにアクセスしたところ案の定セール中でした。
③やりたいことを必ず絞る
まず前提としてAfterEffectsはその有能性からやれることが多すぎるため、網羅的に学ぶことは不可能です。もちろん長い年月をかければさまざまなスキルを取得することは可能だと思いますが、初学者がまず目指す学習方法ではありません。



まずは自分がAfterEffectsを使って何がやりたいかを絞ることが大切です。色々と覚えることは後からでもできます。
VFX
モーショングラフィクス
アニメーション



このように表現できる幅が広いのがAfterEffectsです。ちなみに私は企業の商品・サービスPR動画の依頼を獲得するために一点集中でアニメーション関連のものだけを学習しました。
- Twitterを利用して戦略的に外発的動機を手に入れましょう
- AfterEffectsへの抵抗感を和らげるためにまずはUdemyの教材で超基礎を学びましょう
- 効率的に学ぶためやりたいジャンルを1つに絞りましょう
チュートリアルの探し方
手っ取り早くチュートリアルを探す方法



こちらは良質なチュートリアルをまとめたサイトです。サイト内も見やすいのでぜひ参考にされてください。
アニメーション制作おすすめCH



アニメーション制作の道に絞る人はこの3チャンネルのチュートリアルを全てやればもうOKです。
チュートリアルの受け方


力まず1日1本だけやる
絞ったジャンルに沿った範囲であれば選ぶチュートリアルはなんでもいいです。Youtubeのチュートリアルには魅力的な動画がたくさんありますので「これ作ってみたい!」というものを片っ端からやればOKです。
初学時は操作もままならないためチュートリアルで学んだテクニックや知識は片っ端から忘れていきます。
「チュートリアルで学んだことは1つ残らず頭に叩き込んで忘れないようにしよう」などと力む必要は全くありません。忘れたら忘れたで全く問題ないです。むしろ忘れて当たり前です。
無理に覚えようとしなくともチュートリアルを通してAfterEffectsに毎日触れていれば操作は勝手に染み付きます。まずは触り続けることが大事です。



まずは継続している自分を作り出すこと、AfterEffectsの画面に慣れること、チュートリアルを完結させることだけを考えて淡々とこなすことが大切です。基本操作やテクニックは勝手に体に染み付いていきます。覚えようとするのではなく染み込ませようとするのがGOODです。
0.25~0.5倍速で見る


画像のようにYoutubeには再生速度を変更できる設定があります。まずはゆっくりと動画を見ながら同時進行でAfterEffeectsを操作してみてください。
わからなくなったら何度でも戻ればいいですし停止して見比べながら進めばいいです。全く焦る必要はありません。
チュートリアルの尺は大体10~20分くらいです。0.5倍速で視聴しながら戻ったり停止したりしていると完了するまでに1時間~1時間半くらいはかかりますが、それが普通なので全く問題なしです。



ちなみに私が初めてチュートリアルを実践した時は5秒のアニメーションに2時間かかりました。それくらいゆっくりでもいいので大事なのは必ず1つのチュートリアルを毎回完成させることです。
途中でやめたり適当になると次からもそれが当たり前になりいろんな操作を覚える機会をなくしてしまいます。
チュートリアルは制作者の操作全てが勉強になるので最後の仕上げや微調整までしっかり見ることをおすすめします。
海外のチュートリアルをこなす
操作もままならないのに英語で学習するなんて無理だろと思った方が大半かと思いますが、意外と海外のチュートリアルの方がわかりやすいです。
日本人のチュートリアルは基本的にしゃべりが早い上、初心者向けに作られたチュートリアルでないものも多いです。いきなり「ここで〇〇をします」と言われて???となる瞬間が多いのでぶっちゃけ英語を聞いてるのと変わりません。その点海外のチュートリアルはゆっくり丁寧なものが多いです。



私は全く英語を喋れませんが海外のチュートリアルの方がやりやすかったのを覚えています。あと何より「これやってみたい!」と思うチュートリアルは海外のものが圧倒的に多いです。
- 詰め込みより継続を優先し1日1本ペースでチュートリアルをこなしましょう
- ゆっくりでいいのでチュートリアルを忠実に再現しましょう
- 海外の魅力的なチュートリアルにどんどん挑戦しましょう
おすすめの海外チュートリアル
チュートリアルを100本やる間の変化





あくまでも私の体感で個人差はあると思いますがご参照ください。
1ヶ月目
1日目~30日目



ツイートにも書いてるように初日は5秒のアニメーションに2時間かかってたみたいです。。ただ1ヶ月の間にだいぶ進化しているのは見てとれます。同時にこの辺りから色んな人がだんだん応援してくれるようになってますね。
初めの1週間はとにかく全くもってはかどりません。ひたすら画面と睨めっこが続きます。何回も何回も動画を戻してはゆっくりと模写する時間が続きます。はっきり言って学んだ操作は1ミリも覚えられません。
この時期もとにかく全くもってはかどりません。ひたすら画面と睨めっこが続きます。何回も何回も動画を戻してはゆっくりと模写する時間が続きます。学んだ操作はほとんど覚えられません。
位置・大きさ・回転・不透明度あたりの何度も反復している操作にはなんとなく慣れ始めます。ただ調子に乗って「こういうことでしょ?」と自分で動きをつけてみても全くイメージしている動きになりません。
ショートカットの知識が体に染み付き始め、そのおかげでだんだんと作業速度が上がり出します。この辺りから少しずつ脳内のイメージを再現できはじめます。
1ヶ月目の自主制作



個人差はあれど1ヶ月毎日チュートリアルをこなせばこのような「図形や素材をシンプルに動かす作品」レベルならできるようになると思います。できなくても私と比べる必要は一切ないので自分のペースで継続すればOKです。
2ヶ月目
31日目~60日目



だんだんと動きが複雑なチュートリアルに挑戦してますね。この辺りになるとチュートリアルが習慣化されていて全く苦ではありません。むしろ早く予定を終わらせてチュートリアルをやりたい一心でした。
チュートリアルでインプットした学びが徐々に頭に入るようになってきます。それまではやってもやっても全く覚えられなかった(覚える気がなかった)知識ですが、このあたりからやっと覚えることに意識を変換していきました。
今までは「作ってみたいチュートリアル」を片っ端からやっていましたが徐々に「もしかしてこんなことってAEでできるんだろうか」「こういうの覚えときたい」というものに絞りだします。その方向性が良かったのか一気にスキルが伸びていく感じを覚えています。
「てことは次にここもこうするでしょ?」「それを作るってことはこれもこうだよね」という感じで制作者が次にやることがだんだんわかってきます。そう思った瞬間動画をとめて制作を進め、その後答え合わせするような方法をこの時期はやってました。
チュートリアル制作者には理由を説明する人と全く説明しない人がいます。ただこの時期になると理由を説明されなくても制作者の意図がわかるようになってきます。まさに点と点が繋がっていく、原理と理由が繋がっていく感覚でした。
2ヶ月目の自主制作



2ヶ月でチュートリアル81本こなしてたみたいです。
3ヶ月目



この時期にはすでに企業案件をAfterEffectsでこなしていました。忙しさもあってチュートリアルをTwitterに上げることは無くなりましたが合計で100本のチュートリアルはこの時期に達成しています。
独学3ヶ月目の企業案件
独学3ヶ月目の自主制作



このように独学3ヶ月で企業案件を制作できるレベルのAEスキルを取得することは可能です。私自身がそれを証明してます。
AfterEffectsを独学で学ぶ上で一切やらなくていいこと


私自身AfterEffectsを学ぶ前に独学での学習方法をいろいろ調べていました。実際さまざまな学習方法が紹介されていましたが結果的に自分の考えたやり方が自分に一番あっていたなと思いました。そこで個人的な見解になりますが「AfterEffectsを独学する上でこれはやらなくていい」と思うことをお伝えします。
AfterEffectsに関する本の教材は一切必要ありません
理由①いちいち文字を読んでいられない
初学時は操作を覚えるだけでも相当な苦労が必要なので、わざわざ文字を読んでその文章の意味を理解してそこから手を動かすことは非効率です。動画を見て動画の通りに手を動かす。動画の通りにパネルを触る。それを瞬間的に行えない本の教材は初学時には不要だと思います。



あくまで初学時の独学に本は必要ないという話です。もっと深掘りした専門的なところを目指すなら本の教材は役に立つと思います。
理由②AEの操作を文章で説明するには限界がある
当たり前ですがあれだけ複雑なAEの操作をテキストで説明するにはニュアンスやボリュームなども含め非常に困難です。そんなテキストだけでは伝わらないようなニュアンスをただでさえ右も左もわからない初学者が理解できる可能性は低いです。



個人的な意見ですが動画をテキスト教本で学ぶ理由が見つかりません。逆にデザインに関しては本で学習するのがオススメです。
ノートには一切記録する必要ありません
理由①覚えられません
AfterEffectsの操作は初学時には覚えようと思ってもなかなか覚えられません。おそらくノートに書いてもそれは同じです。



AEは体に染み込むまでひたすら反復学習を行い知識を貯めていくものだと思います。
理由②メモの役割は果たせません
例えばチュートリアルで学んだ内容を後で見返せるようにと事細かに記載したところで、そのノートを有効活用するにはどこに何を書いたかを覚えておく必要があります。むしろそのことによって覚えないといけないことが増えるので非効率です。



Youtubeの保存機能を使ってチュートリアルを格納していけば自分がやったチュートリアルはすぐ見つかるので何度でも見返すことができます。わざわざ活字にする理由はありません。
理由③時間の無駄です
動画の内容を活字にするのはかなりの時間と労力を有します。そこまでして得られるものはないと思います。



活字にする時間でチュートリアルや自主制作に精を出す方がスキル上がると思います。
AfterEffectsを独学で学ぶ上で絶対やらなければいけないこと


必ず毎日やる
一番大事なのは習慣化です。長く続けることで短期記憶が長期記憶に変化します。その代わりチュートリアルを完成させず途中で終わるのはNGです。
毎日やるというのは「完成させてないけどやった」ではなく必ず「チュートリアルを1本完成させた」という意味です。これは前述の通り自己効力感を発生させるためで自己効力感が習慣化の源になります。
アウトプットする
アウトプットはいわば自分の穴を見つける作業です。できると思っていたことができなかったり覚えていると思っていたことが覚えれていなかったりと、やってみて初めてわかることは山ほどあります。
自分の頭の中のイメージを実際の操作で具現化できるかどうかを定期検診することは大変重要です。そのためにも自主制作を1ヶ月に1本でも作ることをおすすめします。
プロの動画を見まくる
自分の中で「こんな動画が作れるようになりたい」と目標を定めることは非常に大事です。なぜなら目標があるかないかで学習の質が変わるからです。
さまざまな魅力的な動画を見まくって目を鍛えておけばチュートリアルを学習する際に「この機能を使ってあんなことができるんじゃないだろうか」「この機能とあの機能を組み合わせればあの動画のようになるんじゃないだろうか」とイメージがどんどん膨らみます。そのイメージの膨らみこそが学習の質に直結します。
また「自分の当たり前のレベルを上げる」ことにも繋がります。同レベルの人の作品を見ていても自分の当たり前レベルは上がりません。将来の自分が当たり前にしているレベルを上げるためプロの動画を見まくるのがいいと思います。
まとめ
AfterEffectsを学ぶことはとてもハードルが高いです。ですが不可能ではありません。苦しいのは最初の1ヶ月で点と点が線になれば後は量をこなして知識の幅を広げるだけです。そして量をこなすためにはひたすら継続するのみです。
チュートリアルは何が何だか全然わからなくても動画に従って操作すれば一つの作品が出来上がるので、とにかくどんどん映像を作って小さな成功体験を積み、それをエンジンにひたすら継続するのがAfterEffects上達の秘訣です。
もしあなたがこれを読んで無理だなと思ったらめちゃくちゃチャンスです。なぜなら他の人もみんなそう思っているからです。誰もが無理だなと思うものこそ本気でやれば必ず道が開けます。ぜひこれを機にAfterEffectsに取り組んでみてください。