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だいすけ
動画制作フリーランス
37歳|フリーランス歴1年|企業向けアニメーション制作事業||フリーランスのリアルと動画制作のノウハウを発信
動画クリエイター必見!ポートフォリオの作り方完全解説▶︎有料級の記事はこちら

動画クリエイター初学者がデザイン力を上げる方法

初学者さん

制作物を作ってもなんかパッとしない。。でも何が悪いかもわからない。何を変えればいいかもわからない。デザイン力を上げたいけど元々のセンスがないしこの先どうすればいいんだろ。。

運営者

そんな動画クリエイターさんのお悩みを解決します。

この記事でわかること

  • デザイン力を向上させるための考え方
  • デザイン力を向上させるための知識の付け方
  • デザイン力を向上させるためのアウトプット方法

この記事の執筆者

動画のスキルを上げる上で一番の壁になると言っても過言ではないもの、それがデザインです。

とはいえデザインは動画のイメージ・世界観・雰囲気・没入感に直結するため決して避けては通れません。

いくら動画制作ツールの高度な技術を取得してもそこにデザイン性がなければ魅力的な動画を作ることは難しいです。

運営者

私も初学時は「制作物を作ってもなんかパッとしない」「でも何が悪いかもわからない」「何を変えればいいかもわからない」と自分のデザインに対し日々悩んでいました。(もちろん今も学び続けています)

そこでこの記事では独学でデザインを学び企業案件を制作するまでに至った私の独学方法やデザインに対する考え方を徹底的にお伝えします。

では本文をご覧ください。

目次

本記事のデザインについての定義

先にご説明しておきますと、デザインは深堀していくと専門書何冊読んでも足らないくらい奥が深く決して簡単に語れるものではないと思っています。そのためこの記事は「デザインについて深く掘り下げる」という内容ではありません。

運営者

私なんかより遥かにデザイン力がすごい人は星の数ほどいます。なのでドヤ顔でデザインについて語るつもりはありません。この記事でいう「デザインについて」はあくまでも動画制作に関するデザインの初心者が脱初心者になるための考え方や基礎についてを指します。

もし現在、「自分の動画がなんだかパッとしない」「デザイン力を上げようにもどうすればいいかわからない」「手が止まって制作が進まない」「”なんか違う”といつも感じてしまい作っては壊してを繰り返している」という方はぜひご参考ください。

デザイン力を向上させるためのマインドセット:その①

私がこれまで動画制作の指導に携わったり、いくつかご相談をいただいた中で感じたことが1つあります。それは動画クリエイターの初学者さんはほぼ全員「デザインはセンス」だと考えているということです。

そのような方に、これからデザインを学ぶ上でまず頭に入れておいて欲しいことがあります。

デザインは知識です。

例えば

  • ファッションモデルに動画のデザインを任せてもいいデザインができるとは限りません
  • スタイリストにチラシのデザインを任せてもいいデザインができるとは限りません
  • 美容師にサムネのデザインを任せてもいいデザインができるとは限りません

このようにデザインと個人の美的センスは関係ありません。必要なのはその分野ごとのデザイン知識です。

ではなぜ初学者さんはみな口を揃えて「デザインはセンス」だと言うのか。それは

デザインを向上させる道のりが限りなく抽象的に見えているから」です。

ではなぜ初学者さんは、デザイン向上の道のりが限りなく抽象的に見えているのか。それは

「デザインに正解がないから」です。

デザインに正解がないのに、なぜデザインを知識で補えるのか。それは

デザインの正解はわからなくてもデザインの不正解は避けられるから」です。

デザインに対する知識を増やせば「そのデザインを避ける理由」が生まれます。

「そのデザインを避ける理由」はそのまま「そのデザインにする理由」になります。

「そのデザインにする理由」が生み出せれば迷いや不安がなくなります。

デザインの学習は決して霧がかった道ではありません。国語や算数の勉強と同じで「知識のインプットと実務のアウトプット量」です。

運営者

まずは「デザインはセンス」というマインドブロックをぶっ壊してください。デザインの学習はすべてそこから始まります。

マインドセット①:デザインはセンスだという考えを捨てる。デザインは知識だと考える

デザイン力を向上させるためのマインドセット:その②

冒頭で「デザインに正解はない」とお伝えしましたが、この「デザインに正解はない」というのは言い換えると「”これ”という1つの正解はないが正解の範囲はある」ってことです。

算数なら1+1=2という明確な正解がありますがデザインの場合は例えば1~20の間に収まっておけばOKという解釈になります。

運営者

料理で言うところの「この味付けであればまあ食べられる」
「この固さなら普通に食べられる」といった感じに似ています。つまり「とてもじゃないけど食べられない」の範囲をひとまずは避ければいいわけです。

一方初学者の皆さんはデザインに対し1つの正解があることを前提としているため「デザインには正解があってセンスのある人はきっと簡単にこの正解を見つけ出すのだろう」と考え、その【一つの正解】を探すことだけに意識を取られがちです。

そのため自信を無くしたり頭が混乱したり作っては壊したりを繰り返し、最後には「デザイン向いてない」となって挫折してしまうケースが多いです。

そこで初学者さんがまず意識しないといけないのは「正解を探すのではなく、いかに自分のデザインを正解の範囲に収めるか」ということです。

正解の範囲内に収める方法は後で説明しますが、まずは初学時のマインドセットとして「デザインとは正解の範囲内を目指すこと」だと考えてください。

マインドセット②:1つの正解を探すのではなく、いかに正解の範囲に収めるかを意識する

デザイン力を向上させるためのマインドセット:その③

まずデザインに対する学習意欲・継続意欲を保つためにはデザイン学習に対し抱えている「モヤっと感」・「霧がかってる感」・「八方塞がり感」をなくすことが重要です。そのためにはまず段階的な学習方法を知る必要があります。

運営者

ところがこのデザインの段階的な学習方法はまず見つかりません。なぜなら本やネットにはデザインの見本はあってもそのデザインをどのように会得すればいいかは書いてないからです。

そこでここからは私が見出した段階的なデザイン学習方法をお伝えします。
ゆーて私はデザイン専門のプロではありませんのでこの考え方が全て正しいとは限りません。
それでも初学者さんにとっては多少役に立つと思います。

デザインの段階的な学習 = 料理の工程と全く同じと考える

料理には必ず下ごしらえが必要です。野菜であれば皮をむく、魚であれば鱗をとる、他にも素材の臭みを消す処理、素材を柔らかくする処理 etc…このような下処理を行なってから、次に味付けを行い、最後に盛り付けの工程を経たものが一つの料理としてテーブルに並びます。

運営者

この①下処理②味付け③盛り付けの工程はデザイン学習に必要な工程と全く一緒だと思ってます。具体的にどのように同じか下の表をご覧ください。

工程料理デザイン
下処理皮を剥く・鱗をとるetc ▶︎食べられる状態にする見やすくなるデザインにする
下処理柔らかくする・カットするetc ▶︎食べやすい状態にする伝わりやすくなるデザインにする
味付け調味料の加減 ▶︎おいしい状態にするターゲットの離脱を防ぐデザインにする
盛り付け料理の見映え▶︎食欲が増す状態にする没入感が上がるデザインにする

初学時はまずこの①下処理、②味付け、③盛り付けの3工程に必要な知識をそれぞれ会得し、それを動画に落とし込むところから始めるのがベストと私は考えます。

デザインの段階的な学習

第1段階:見やすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第2段階:伝わりやすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第3段階:離脱を防ぐデザインを学ぶ (味付け)
第4段階:没入感を上げるデザインを学ぶ (盛り付け)

これを読んでくださっているあなたもTwitterやyoutubeや何かしらの広告で日常的にレベルの高い動画を目にすることと思います。
でもそのクリエイターと初学者であるあなたの差は

下処理:あなたより下処理の技法を多く知っている
味付け:あなたが知らない調味料を使い絶妙な塩梅で味をつけている
盛り付け:あなたが知らない盛り付けの方法を知ってる

ほぼこれです。
まずはデザインの下処理(見やすさ・伝わりやすさ)を学び、次にデザインの味付け(離脱阻止)を学び、最後にデザインの盛り付け(没入感)を学びましょう。

マインドセット③:料理の工程とデザインの段階的な学習は同じだと考える。その上で焦らず順番に学習する。

デザイン学習の第1段階:見やすくなるデザインを学ぶ

工程料理デザイン
下処理皮を剥く・鱗をとるetc ▶︎食べられる状態にする見やすくなるデザインにする

こちらの表にも書いてある通り、見やすくなるデザインとは料理で言うところの下処理です。つまり野菜の皮や鱗を取るように、まずはそのデザインの中にある不要物・異物・違和感を取り除くという作業が見やすくなるデザイン作りに繋がります。

先ほどお伝えした通りデザインには「正解の範囲」があります。

そしてこの正解の範囲内を目指す際に一番確実な方法が「不正解を避ける」ということです。
つまり正解の範囲内を目指すにはデザインの不正解を知識として蓄積すればいいわけです。

この「不正解を避ける」ということが「デザインの下処理」になります。

運営者

初学者が最初に学ぶべき段階は「デザインの下処理」に関すること。デザインの下処理とはつまり「デザインの不正解(不要物)」を避けること。デザインの不正解を避け「見やすくなるデザイン」を作ること。これを頭に入れておくのが重要です。

デザインの不正解とは

不正解①余白がない

不正解②テイストを統一しない

不正解③配置を均等にしない

運営者

これはほんの一例ですが、このように「不正解の知識を積み、その不正解を避けることで正解の範囲内を目指す」これこそ初学者がデザイン力を上げる最初の現実的な手法だと私は考えます。

不正解を知るための本はこちらがおすすめです。ほとんどのデザイン本はお手本しか載ってません。一方こちらの本はダメデザインを例にどこがどうダメかというのが丁寧に記載されてます。主に名刺やポスターなどのデザインにはなりますが、動画に反映できるものばかりなのでデザインに悩んでる方は購入してみるといいかと思います。画像クリックでリンク先に飛べます▶︎

運営者

ちなみにこちらの本は初学者さんにガチでおすすめします。
私はこの本を初学時にみたことで挫折を避けることができたと思ってます。

まずはこのような不正解例が載ってる専門書を読みご自身でデザインの不正解とは何なのかを知識として貯め、実際にデザインを作り自分に落とし込むことがデザインを学ぶ第一段階になると思います。

不要な素材を徹底的に除外する

初学時によくありがちなのがデザインを精査できず何でも詰め込んでしまう状態です。

無駄な情報が多い

デザインはセンスと捉えている人はこの【引く】を一切覚えずに調理している状態です。それ自体が美味しいからといって煮物にケチャップやマヨネーズを入れてもプラスにはなりません。

「何か足りないものはないか、なんかもの寂しくないか」と考える前に、まずは「何か余計なものはないか、意味のない素材はないか」を探し、そこにそれがある理由を説明できないものは、たとえ1cmの線1つでも徹底的に排除することをお勧めします。

見やすくなるデザインを学ぶ (デザインの下処理編)
▶︎まずは不正解を徹底的に調べる。まとめる。落とし込む。
▶︎そこにある理由を説明できないものは徹底的に排除する。
▶︎上記を意識しデザインを正解の範囲に収める。

デザイン学習の第2段階:伝わりやすくなるデザインを学ぶ

工程料理デザイン
下処理柔らかくする・カットするetc ▶︎食べやすい状態にする伝わりやすくなるデザインを知る

こちらの表にも書いてある通り、伝わりやすくなるデザインとは料理で言うところの食べやすさを意識した下処理です。前章で不要物を取り除いたデザインに「情報を伝わりやすくする」という工程を加えます。

伝わりやすくなるデザインとは

デザインにはとても大事な考え方があります。それは

デザインは配慮であるということです。

こちらをご覧ください。これは実際にとあるホームページに記載されていたものです。

これの違和感がわかりますでしょうか。私は初見で5秒ほど「?」となりました。

物量の多さと距離の長さを不等号で表しており、一番左の「輸送」が最も値が大きいということを示したデザインなのですが、不等号が右向きの矢印に見えること・文章を読む際の目線の遷移から、左から右にいくにつれて値が大きくなっているように錯覚します。

単純に考えれば配送より輸送の方が規模が大きいと言うことは何となくわかりますが、人はその配置や順番から多くの情報を読み取ろうとします。

このように読み手の脳を無駄に使わせてしまうデザイン、読み手の脳に負担をかけてしまうデザインは特に動画になるとかなり致命的です。なぜなら視聴者が内容の理解に数秒使ってる間に、動画は次の展開にどんどん進んでいくからです。

運営者

デザインの配慮はそのまま動画の伝わりやすさに繋がります。

以上を踏まえてこちらの章では【伝わるデザイン】というサイトページをご紹介します。

もう一つ、伝わるデザインを自分に落とし込むためにはデザインの4原則を知ることがとても重要です。こちらに参考記事を置いておきますのでぜひ目を通してみてください。

この2つの記事で私が伝えたいことは「デザインは見るものに対する配慮である」という考えです。

人はその配置や色合いや順番などから多くの情報を得ようとします。だからこそデザインには配慮の意識が大事です。デザインの配慮とは伝わりやすさ・負担のなさであり、それらは知識があれば実現できます。

運営者

初学者のうちに「この方がかっこいい」「こうやった方がおしゃれ」「そんな気がする」「合ってると思う」などの感覚値で制作するのは見る側への配慮が欠けている行為だということを自覚しましょう。

まずは知識に紐づいた伝わりやすいデザインを動画に落とし込めるクリエイターを目指しましょう。

伝わりやすくなるデザインを学ぶ (デザインの下処理編)
▶︎事前知識のない視聴者が一発で意味を理解できるデザイン作りを意識する。
▶︎デザインの4原則に従い配置や順番等を決める。
▶︎伝わりやすいデザインとは何なのかを知る(伝わるデザイン参照)

デザイン学習の第3段階:離脱を阻止するデザインを学ぶ

工程料理デザイン
味付け調味料の加減 ▶︎おいしい状態にするターゲットの離脱を防ぐデザインにする

一度デザインの段階的な学習について振り返りましょう。

デザインの段階的な学習

第1段階:見やすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第2段階:伝わりやすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第3段階:離脱を防ぐデザインを学ぶ (味付け) ⬅️次はココ
第4段階:没入感を上げるデザインを学ぶ (盛り付け)

前章の通りデザインを向上させるにはまずこの第1段階と第2段階でいうデザインの下処理が大事だとお伝えしました。

ですが「見やすい・伝わりやすい」だけではストレスや違和感こそないにしろ、同時に味気も何もないような特に印象に残らない動画で終わってしまいます。そこからさらに視聴者を魅了するような動画を作るには本来何らかの味付けが必要です。

では何を行えばいいか。それは決してエフェクトやトランジションを多用してそれっぽく見せることではありません。
ずばりデザインに意図を宿すことです。

デザインに意図を宿すとは

デザインは「自分のスキルをアピールする手段」ではなく「視聴者に情報を伝えるための手段」ということを前提にしておく必要があります。なぜなら私たちが制作する作品の向こう側には必ず視聴者がいるからです。

デザインはあくまでも「視聴者に的確に情報を伝えるため・視聴者に理解してもらうための手段」です。

「視聴者に的確に情報を伝えるため・視聴者に理解してもらうため」には視聴者を知り、視聴者の好みに沿ったデザインや構成が必要となります。つまり「デザイン学習の第3段階:離脱を阻止するデザイン」とは「世界観や構成をターゲットの好みに近づけることでより的確に情報を伝え、離脱を阻止する」ということになります。

そのためには「何を」「誰に」「どうして」「どのように」伝えたいのかという意図が必要です。

運営者

つまりデザインはヒアリングの段階からすでに始まっています。

デザインには「何をどこにどのように配置するか」という正解がありません。シンプルに整列した素材もある視点から見れば「余計な情報がなく美しい」しかし別の視点から見れば「単調でつまらない」このようにデザイン自体に正解はありません。

ですがそこに意図がありその意図とデザインが結びついていればその動画の中では正解になります。例えば企業のイメージ、商品のコンセプト、ターゲット層、動画の目的など「それらの情報が視聴者に伝わりやすいデザイン」であれば、その状況においては正解です。

デザインを精査し見やすく伝わりやすく下処理できたら次に行うのはターゲティングの情報を精査し、かつクライアントの意向を汲み取り、デザインに意図を宿すことです。

例①

項目ターゲット・用途デザインや構成の狙い
性別男女男女問わず受け入れられるようなカラー
年齢中年層トランジションを多用しない
狙い認知しっかりとした商品説明
媒体HP広告のような派手な表現はいらない
要望堅さを無くしたい淡いカラー・柔らかい世界観・シンプルさ重視

例えば上記のようなターゲット層であればトランジションで場面をぶつ切りして早い展開を行う必要などはありません。一概には言えませんが派手な展開は中年層より若い年齢層が好まれるため中年層のターゲットにはあまりふさわしくありません。

また、動画の狙いが「認知」とあるのでエフェクトを多用した没入感よりも、より具体的なイメージがわくデザインや構成を優先する方が望ましいと考えられます。

そうなると例えば普段トランジションでガンガン展開するところをなるべく素材が緩やかに展開していくような構図、素材の移り変わりが激しくないアニメーションが理想的になります。

またこれは専門的になりますが、堅さを払拭するために手書き風の世界観を演出しています。具体的には通常30fps(1秒間に30コマ)で作るフレームレートを8fpsに下げることであえてカクカクした動きを出し、さらにテクスチャ加工を施しています。


例②

項目ターゲット・用途デザインや構成の狙い
性別男女男性・女性ともに違和感のないカラーに
年齢若年層トランジションや動きに華を持たせる
狙い集客ベネフィットや強力なオファーを提示
媒体Youtube冒頭のインパクトや思わず見入ってしまうような表現
要望怖い・厳しいを払拭したい学習塾へのハードルを低くするようなポップさ

例えば上記のようなターゲット層であれば例①とは真逆でトランジションを多用した早い展開を行うことが望ましいケースが多くあります。ショート動画世代の若い年齢層は動画に早い展開を望むためダラダラと抑揚のないアニメーションを展開していれば離脱されます。

また、動画の狙いが「集客」とあるので、より細部の作り込みや素材の細かな演出に力を注ぎ没入感を出す必要があると考えます。

また学習塾へのハードルを下げたいとのご要望から明るさ・楽しさを全面に出すためにポップな世界観がいいと考え、そこからカラーの構成やトランジション、シェイプモーションなどを決めています。

運営者

このターゲットの情報を精査し、かつクライアントの意向を汲み取ったデザインというものが離脱を阻止するデザインに直結します。正解の範囲内にデザインを収めつつ、動きや構成や世界観に意図を宿しましょう。

離脱を阻止するデザインを学ぶ (デザインの味付け編)
▶︎デザインに意図を宿す
▶︎ターゲットの情報を精査する
▶︎クライアントの意向を汲み取る(離脱の阻止に直接繋がりませんがデザインに意図を宿すという意味では必要です)

デザイン学習の第4段階:没入感の上がるデザインを学ぶ

工程料理デザイン
盛り付け料理の見映え▶︎食欲が増す状態にする没入感の上がるデザインにする

デザインの段階的な学習

第1段階:見やすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第2段階:伝わりやすくなるデザインを学ぶ (下処理)
第3段階:離脱を防ぐデザインを学ぶ (味付け)
第4段階:没入感の上がるデザインを学ぶ (盛り付け) ⬅️次はココ

没入感の上がるデザインとは料理で言うところの盛り付け・仕上げ・装飾です。これはもうAfterEffectsで言えば搭載されているエフェクト全てになるのですが、エフェクト関係なく純粋なデザインの部分だけで言うと「あしらい」の活用になります。

あしらいについてはプロが解説しているページがありますのでこちらをご参考ください

あしらいについて学べる本

あしらいに関しての本の中ではおそらくこれが一番有名なんじゃないかと思います。内容も申し分なしです。画像クリックでリンク先に飛べます▶︎

運営者

実際ガチでおすすめできます。

あしらいについて学べるTwitterアカウント

ミヤマさん

先ほどご紹介したあしらい解説ページの制作者でもあるミヤマさん。デザインTipsをハイクオリティな図解に載せて高頻度で投下されてるデザイン猛者です。図解を見るだけでも勉強になるのでぜひフォローしてみてください。

没入感が上がるデザインを学ぶ (デザインの盛り付け編)
▶︎あしらいを学ぶ

デザインの上達方法

これはもうはっきり言いますが地道なインプットとアウトプットの繰り返しです。近道はありません。特にデザインはアウトプットの量がものを言います。「正解の範囲内を目指しながら配置・カラー・あしらいを組む」これをどれだけアウトプットしたか。これしかありません。

「アウトプットって言ったってどうすりゃいいの」と思った方はまず自分のコンテンツを量産してください。動画のデザインを学習するために必ずしも動画を作る必要はありません。動画以外で培ったデザインでも必ず動画に応用できます。

自分のコンテンツをデザインする理由は「自分に関することは何度でもやり直せるし、自分ごとなので吸収が早いから」です。

Twitterのヘッダー・Youtubeのアイコン・Youtubeのヘッダー・サムネイル・note記事の表紙・note記事の挿絵・ブログの挿絵・HPのデザイン・公式LINEのリッチメニュー・営業資料etc…軽く考えてもこれだけあります。

まずはこれらに「見やすくなるデザイン」「伝わりやすくなるデザイン」を反映させ、その後に用途に応じた「ターゲットを基準にしたデザイン」を組み込んで、最後に「あしらい」を入れてみてください。

不正解を避けた「正解の範囲内」に収める反復練習
用途に応じたデザイン思考、あしらいに対する慣れ

これらを鍛えることが目的ですのでそのデザインがあってるかあっていないかイチイチ悩まなくてOKです。

運営者

ちなみに私は上記の内容を全て実行し繰り返し何度もアウトプット&ブラッシュアップを続けてきました。

デザインのアウトプットに関してillustratorやphotoshopを扱うのが難しいという方はCanvaがおすすめです。プロのデザイナーが制作したテンプレートも多数ありますので学びにもなります。

「大量のアウトプットかー。。自分のコンテンツねー。。めんどくさ」と思った方、大丈夫です。これを読んだみなさんそう思ってます。だからこそ本気でアウトプットしたら周りと差がつきます。私もデザインを学び始めて歴は浅いですが同じ1年経ってもデザイン力が変わらない人はたくさんいます。

なぜならみんな「デザインを勉強するのはめんどくさい、しんどい、先が見えない、突き詰めるほど重要性が感じられない、デザインを学んでも上には上がいるのでとりあえず営業頑張って早く案件を取りたい」このように思うからです。

中には「デザインが良かろうと成果を上げることはできない」こんな意見もあるくらいです。これくらいデザインは軽視されています。

ですがこれまで述べてきたようにデザインは見やすさ・伝わりやすさを作り出すための配慮であり、離脱率を阻止するため・没入感を上げるためのマーケ施策です。

これを機にデザインを本格的に学び、アウトプットを量産すればクリエイターとして勝手に差別化できます。なぜならあなた以外の人はやらないからです。デザインの学びになると同時に自分のコンテンツが増えるなんて一石二鳥です。それを続けていれば少なくとも初学レベルは必ず超えられます。

まとめ

【デザインはステップで学ぼう】

①見やすくなるデザインを学ぶ
>>まずは不正解を知り不正解を避ける+不必要なものは徹底排除。
>>デザインは正解の範囲内を目指す

②伝わりやすくなるデザインを学ぶ
>>デザインは配慮
>>伝わりやすさを追求する

③離脱を防ぐデザインを学ぶ
>>デザインに意図を組み込む
>>ターゲットの精査

④没入感を上げるデザインを学ぶ
>>あしらいを学ぶ

運営者

そしてこれらを落とし込むにはひたすらアウトプットです。

私はデザインやAfterEffectsどころかPCすらまともに触ったことがないただの料理人でした。それでもインプットとアウトプットを繰り返していたら企業案件動画を制作できるくらいにはなりました。私のレベルで企業案件動画を制作できるならあなたも必ずできるはずです。

ぜひこの記事を参考にインプットとアウトプットを繰り返してデザインスキルを向上させてみてください。

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