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だいすけ
動画制作フリーランス
37歳|フリーランス歴1年|企業向けアニメーション制作事業||フリーランスのリアルと動画制作のノウハウを発信
動画クリエイター必見!ポートフォリオの作り方完全解説▶︎有料級の記事はこちら

動画クリエイターは絶対にホームページを作るべき理由!【鬼解説】

動画クリエイターさん

案件がなかなか取れない。ましてや高単価案件なんて取れる気がしない。頑張ってzoom営業しても世間話で終わるしクラウドソーシングサイトからの依頼もなかなか来ないし。なんか良い方法ないかなー。

運営者

そんな動画クリエイターさんのお悩みを解決します。

この記事でわかること

  • 高単価案件獲得の確率を高める方法
  • ホームページを持っている人だけが知るさまざまな効力
  • ホームページの重要性

この記事の執筆者

営業も苦手だし、まずはポートフォリオを作ってTwitterやクラウドソーシングサービスから依頼が入るようにしたい。そしてできるだけ高単価案件を獲得したい。そう考えている動画クリエイターの方も多いかと思います。

とはいえポートフォリオを作っただけで簡単に案件を獲得することはおそらくできません。なぜなら企業側は制作スキルだけではなく信頼性や権威性も含めて依頼先を探しているからです。

そこで非常に効果的なのが自分のホームページを持つことです。

動画クリエイターさん

ホームページ持ってるだけで何か変わるの?

そう感じる方も多いと思います。そこで今回は「動画クリエイターがホームページを持つべき理由」「ホームページが持つ具体的な効力」と一緒に徹底的に解説します。

運営者

私も初めは「良質なポートフォリオを作れば依頼が来るだろう」と気軽に考えていましたが、駆け出しの頃はなかなか思うように依頼が入ってきませんでした。ましてや高単価案件なんて夢のまた夢でした。

とはいえゴリ押し営業はやりたくなかったのでなんとか営業せず依頼が入る形を作ろうとホームページを知識0から制作したところ目に見える成果が出たのでこの記事で余すことなくお伝えしていきます。

目次

ホームページってクリエイターに必要?

動画クリエイターさん

営業はポートフォリオだけあればいいし、クラウドソーシングサイトがあればホームページはいらないし。Webのコーディングもわからないし、自分のポートフォリオをwebページにできるサービスもあるし、ホームページはいらないかな。

このような考えの方がほとんどです。

というのもTwitterにいらっしゃる動画クリエイター様でHPを作っている方は0に等しいです。

もちろん単にTwitterに載せてないだけでHPを持っているという方もいるかもしれませんし、今までの成果による口コミでオウンドメディアの受け口がなくともすでに安定的な依頼を確保しているという方もいらっしゃるとは思います。

ですがそういった方を除いたとしても簡易的なLPや自分のポートフォリオ一覧ページのリンクを貼っている方はいれど、いち個人のクリエイターで「自分の事業を詳細にPRするHP」を構築している方はほとんどいません。

  • あった方がいいんだろうけどなくても別に不便ではない
  • 結局ポートフォリオで営業するしHPはなくてもいい
  • クラウドソーシングサイトに登録するからHPはなくてもいい
  • 今更webコーディングなんて学ぶのは時間や労力やお金の面でも無理
  • 簡易的なLPで大体のことは伝えれるしそれで充分
  • 副業でたまに依頼が入ればいいのでHPにまで費やす時間はいらない

おそらくこれらがほとんどのクリエイターの考えだと思います。

ですが案件を1つでも多く獲得する上でホームページは最大の武器となります。ましてや高単価案件を狙うとなればホームページは必須です。これからその理由を説明していきます。

動画クリエイターにホームページが必要な3つの理由

結論から言いますと動画クリエイターにとってホームページが必須である理由は以下の3つです。

  1. 権威性と信頼性を構築できるため
  2. インバウンド構築の起爆剤になるため
  3. ホームページ経由の依頼だけではない副産物的な効果が絶大なため

それぞれ具体的に説明していきます。

①ホームページは権威性と信頼性を構築する最強武器

企業案件の取り方は人それぞれで方法も様々ですが私の経験から言うと企業案件の獲得を狙う上で自分のHPはマストです。

なぜなら企業側は制作スキルだけではなく信頼性や権威性も含めて依頼先を探しており、HPがあるかないかでは相手に与える信頼性・権威性の印象がまるで違うからです。そして高単価を狙えば狙うほどこの信頼性・権威性の数値がキモとなり依頼の成約と深く関係します

運営者

残念ですが簡易的なポートフォリオページや安価なLP制作サービスのような信頼性・権威性を作り出せない生半可なコンテンツで一個人のクリエイターに直接の新規依頼、ましてや高単価案件が舞い込むことはそうそうありません

クリエイティブな職種は1つ1つのコンテンツが自分の分身となります。もちろんポートフォリオ集やLPもそのコンテンツの1つですが、自分の分身になるということはそのコンテンツ1つ1つに自分の技量・信頼性・権威性を宿す必要があります。そしてその技量・信頼性・権威性をトータルで構築できるのがホームページです。

似たような経験はありませんか?

Zoom営業の最中に「HPありますか」と聞かれ「HPはないですけどポートフォリオを集めたyoutubeのチャンネルは持ってるのでそちらをご参照ください」とお伝えした

これでは信頼性や権威性のアピールには繋がりませんし、結果なんの印象も残せぬまま営業が終了します。

こういう行動を繰り返していませんか?

Twitterのタイムラインに流れてきた営業ノウハウに飛びついてみるもののうまく自分に落とし込めない

ノウハウ自体がいくら素晴らしくても信頼性や権威性はそのような付け焼き刃的な上部のテクニックと一時的な熱量だけでなかなか覆せるものではありません。

実際に素晴らしい営業ノウハウはTwitter上でいろんな方が惜しみなく発信されてますが、中には「苦手意識を拭い去れずそれを自分に落とし込むまでに精神が持たないのが難点」という方もいらっしゃるかと思います。例にもれず私もそうです。

なので形だけのポートフォリオ一覧ページや簡易的なLPの制作に時間を割くなら、いっそある程度時間を投資してしっかりとしたHPを作ったほうが営業自体も楽になります。

  • HPは信頼性と権威性を表すためにもマスト
  • HPは技量、信頼性、権威性を表す武器
  • HPは営業の場面でもその効果を最大限発揮させる武器

ポートフォリオページやLPページでは案件の獲得が難しい理由

企業は組織で動いている限り個人間での失態を犯すことができない為、1つのプロジェクトに度重なる社内検討が必要です。企業側はそれを踏まえあらゆる制作先と見比べるためにもアポを取る以前に必ず知りたい情報、得たい体感があります。

企業が事前に知りたい情報

  1. ポートフォリオ(スキル、知識がわかる)
  2. 料金やプロセスステップ(予算や納期との照らし合わせの目安)
  3. 実績数(経験値)
  4. 権威性(どれだけの専門性が感じ取れるか)
  5. 信頼性(事業として確立されているか)

それぞれのアピール可能なポイント

ポートフォリオ料金実績権威性信頼性
ホームページ
簡易LP××
ポートフォリオページ×××

ポートフォリオページでは「ポートフォリオ」と「実績」しか伝えられません。駆け出しだと「実績」さえ伝えられないことがほとんどです。

LPでは「ポートフォリオ」「料金」「実績」の3つしか伝えられません。当たり前ですがこの3つだけで権威性と信頼性を計ことは不可能です。

HPのみが全てをアピールすることができます。その上で相手の基準を上回ったときに初めて1つの問い合わせがもらえます。仮に「実績」がなくてもそれをトータルで補えるのもHPの強みです。

運営者

私の場合は特に権威性・信頼性を強く印象づけるため動画マーケティングの記事をHP内に1つのカテゴリーとして配置してます。

ポートフォリオ一覧ページやLPで新規案件の獲得が狙える層は「Twitter経由でのフォロワーからの紹介依頼」もしくは「Twitter経由でのフォロワー外からのyoutubeの低単価案件依頼」くらいがおそらく相場です。

というのもポートフォリオ一覧ページやLPで企業相手に挑むとなるとオフライン営業では「営業力があることが前提」となり、インバウンド営業狙いでは「極めて洗練された作品」でかつ「実績が多い」この辺りの突出した要素がなければコンスタントに新規の企業依頼・企業からの問い合わせを獲得することは難しいからです。

実際の体験談

これは私が実際に体験した話です。

企業担当者

HPを拝見し貴社の制作物や動画マーケティングのブログを見て、ぜひお見積もりを含めたご相談をさせていただきたくご連絡いたしました.

HP経由で企業様からご連絡がありさっそくZoomでの顔合わせを行いました。計5本の依頼それぞれの提案内容や着手の進行案にかなり手応えを感じて連絡を待っていると…

企業担当者

先日は大変迅速に的確なご提案やご助言をいただき、本当に有難い限りでした。Zoomに出席させていただいたメンバー間ではビジネスアニメSTUDIOさまでという結論は出ていたのですが、しかしながら度重なる社内検討を行った結果、本案件は長期間に及ぶプロジェクトになる可能性もあることなどから、最終的にフリーランスのクリエイターの方は見送らせていただくという結論に至りました。重ねてお詫び申し上げます。

というコンペ落選の結果が届きました。

「法人化してない個人のフリーランスだから」という理由で手応えのあったコンペに落選する。つまり企業がいかに信頼性や権威性を重視して動画の依頼先を探しているかが理解できます。

HPを見てご相談してきた方がより信頼性・権威性を重視して個人のフリーランスを選ばずに企業を選ぶ。

これがもし「単なるポートフォリオ一覧ページや簡易的なLPのようにしっかりとしたHPを持っていない状態」だったとしたら問い合わせさえもらえてないでしょう。

信頼性や権威性をアピールする武器がないことは高単価案件獲得においていかに戦える体制ではないか、いかに土俵にさえ上がらせてもらえないかがわかるかと思います。

  • 企業案件を獲得する上でHPは最強の武器になる
  • 信頼性、権威性を表す道具がないと土俵にさえ立てない
  • 信頼性、権威性をポートフォリオページやLPで表すのは極めて難しい

②ホームページはインバウンド構築の起爆剤

私が思うHP最大の魅力は【インバウンド構築】にあります。インバウンドとは待ちの営業スタイルのことです。

HPを作っただけで無条件にインバウンド構築が完成するというわけではないですが、私の経験からいうとあるのとないのでは確実にその可能性に差が出ます。

そしてこのインバウンドスタイルには最強の恩恵が2つあります。

恩恵①イニシアチブ(主導権)が確保できる

インバウンド営業とアウトバウンド営業の一番の違いは信頼構築のスピードにあります。

【相手が自分の意思でHPを見て十分に納得した上で問い合わせをしてくるインバウンド】と【テレアポやメール営業のようにそれまで全く接点がなかった人間に無条件に時間を奪われるアウトバウンド営業】とでは信頼構築のスピード感が断然違います

運営者

なぜクリエイターとクライアントの間でスピード感のある信頼構築が必要かと言うと、信頼構築の度合いがそのままクリエイターに対する敬意となり、それがイニシアチブ(主導権)の確保につながるからです。

主導権がある

  1. 自分が成果が出ると思うような構成、世界観、シナリオが通りやすい環境
  2. 自分の構成をもとに展開するため制作が長引かない
  3. 結果制作が長引かず成果が出やすいため継続案件につながりやすい
  4. 相手の希望も最適な形で汲み取りやすい

主導権がない

  1. 動画制作未経験の担当者が作った企画、構成、シナリオでも遵守する必要が出てくるので成果が出にくい
  2. 成果が出ないことをクリエイターの力量と捉えられる
  3. 理由なき思いつきの訂正、根拠のない感覚での訂正などが当たり前になり制作期間が長引く
  4. クライアント側から自分たちばかりが案を出してあなたは何も提案しないと思われる
  5. 結果、制作が長引いた上に成果が出にくいため継続案件につながりにくい
  6. 感動するような提案がないためあなたじゃなくていいと思われる

このように主導権の有無が制作に影響をもたらすことは往々にしてあるので初めから対等な立場を作るためにも最終的にはインバウンド構築を目指すことが理想です。そしてそのインバウンド構築の土台となるのがHPという存在です。

これは決して「企業になめられたらいけません」というニュアンスではなく、上記のように信頼関係がスタート時点から構築されていることは結局相手にとって利益になります。

ならばそのきっかけをクリエイター側が作ってあげるのが得策です。

HPを持つ▶︎インバウンドにつながる▶︎信頼構築のスピードが早い▶︎主導権が確保できる▶︎制作スピードが向上する▶︎winwinになる。これがHPが持つ最強の恩恵の1つです。

恩恵②リソースを確保できる

単純にアウトバウンド営業に割く時間がなくなればそれがそのままリソースの余白となります。

例えばメール営業やテレアポ営業を行うとしてもリサーチからリスト作成まで入れると相当な時間と労力が必要ですしZoom営業の時間もトータルすればバカになりません。

個人のクリエイターとして長く続けていくには

  1. 常に新たなインプット
  2. 独自コンテンツの生成
  3. リソースが理由で依頼を断らない

この3つが必要であると思いますのでそのためのリソースを1分1秒でも多く確保するためにインバウンド構築を行うことは長期的に考え理にかなっていると言えます。

HPを持つ▶︎インバウンドにつながる▶︎アウトバウンド営業の必要性がなくなる▶︎リソースに余白ができる▶︎インプットに時間を割ける。これがHPが持つもう一つの恩恵の1つです。

ホームページからの受注だけではない副産物的な効果

HPを持つことは何もHP経由の問い合わせを受けるためだけでなく「HPを持っている」ということ自体があらゆる場面で効果を発揮します。

他媒体からの流入

例えばSNS媒体のような多くの目にとまる場所にHPのリンクを設置していればそこから依頼のきっかけになることもあります。

  • TwitterからHPのリンクを見かけてそのままDMで問い合わせ
  • Facebookの投稿で制作事例を見た人がHPを確認しメッセージで問い合わせ
  • instagramで制作事例を見た人がHPを確認しDMで問い合わせ

例えば自分の作品をタイムラインに投稿したとしても1個人の投稿をさかのぼって調べるような企業はありません。Twitterで綺麗事をつぶやいてもそれに感化される企業もありません。

そのようにSNSの投稿だけで権威性や信頼性が判断できない場合でもHPのリンクが設置し事業として確立していることをアピールできれば依頼につながる可能性はあります。

クラウドソーシングサービスで権威性・信頼性をアピールできる

ココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで企業側からの依頼を受けるにしても自ら案件に募集するにしてもHPがあると言うことはかなりのアドバンテージになります。

先に述べたように企業側はいくらクラウドソーシングサービスとはいえ制作スキルだけではなく信頼性や権威性も含めて依頼先を探しています。マイページの紹介欄にHPのリンクがあるのと無いのとでは案件の獲得率は大きく差が出るでしょう。

クラウドソーシングサービスは完全な見込み客の集まりですからあと一歩のところで依頼を逃すなんていう機会損失はあってはならないことです。

クラウドソーシングサービスで獲得した案件をHPに実績として公開し続ければHP経由での直依頼を生む可能性も高まりますので、まずはクラウドソーシングサービスの実績を増やすためにもHPを作ると考えてもいいでしょう。

動画制作会社の業務提携募集に応募できる

現在私は計4社の動画制作会社と業務委託の提携を結んでおり動画クリエイターとして登録されています。

クリエイターの募集に参加した形ですがいずれも応募欄にホームページのリンクを必須項目として挙げられていました。

当たり前と言えば当たり前ですが動画制作会社も業務委託提携を結ぶのですから信頼性・権威性が担保できる人材を探しています。

ひとたび動画制作会社と業務提携ができればコンスタントに依頼が入ってくる可能性もあります。クリエイターとしての窓口を広げるためにもHPを制作し動画制作会社と業務提携ができる方向を目指しましょう。

シグネチャーに記載できる

シグネチャーとはビジネスメールの最後に添付する住所や電話番号などの情報のことです。

メールでの営業を行うときに「ご興味がございましたらTwitterのDMまでご連絡ください」なんて書いても連絡がくるわけがありません。

メールは文章でしか相手に印象を与えることができません。かといって信頼性や権威性をアピールするような長文を送ったとしても読まれません。そこで一番手っ取り早く信頼性と権威性を印象付けられるのがシグネチャーにHPのリンクを記載することです。

まとめ

このようにHPはあらゆる場面で自分の強みとなり、自分を助けてくれます。様々な媒体に網を貼るにしてもその網の強度を生んでくれるのがHPの存在です。

HPを作って権威性と信頼性を自ら作り出しインバウンド構築及びアウトバウンド営業の効果を最大限に発揮する

これこそが動画クリエイターがホームページを絶対に持つべき理由です。

ホームページを作成する理由はホームページ経由で高単価案件を獲得するということだけではなく、権威性・信頼性を作り出しSNSやクラウドソーシングサービスや営業時の単価を上げること、案件獲得の可能性を高めることに大きな効力があります。

例えば紙媒体に置き換えると

  • ポートフォリオ一覧ページ➡️はがき
  • LP➡️チラシ
  • HP➡️パンフレット

このくらい規模感に差があると感じています。はがきやチラシで企業相手にプレゼンするという考えにはならないはずです。

自分のためにも相手のためにも「ポートフォリオを作ったら次にやるべきことはホームページの構築」です。

ぜひ魅力的なHPであなたの存在を一人でも多くの方に伝えてみてください。

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